たけのこのアク抜きを試みても、苦味がしっかり残ってしまうことがありますね。
旬のたけのこを楽しみにしていたのに、苦味が強くて食べられないのは残念なことです。
そんな時、たけのこを捨てるのはもったいないですし、苦味を我慢して食べるのも心苦しいですよね。
でも、ご安心ください。アク抜きが不十分だったたけのこも、まだ美味しくいただける方法があります。
たけのこに残る苦味の原因と解決法
たけのこに残る苦味の主な原因は、品質やアク抜きの時間が不十分であることです。
収穫からの時間
たけのこの新鮮さは非常に重要です。
収穫後すぐにアクが増すため、購入後は速やかに茹でることが推奨されています。
アク抜き時間の不足
たけのこを糠とチリトウガラシで茹でる際は、竹串がスムーズに通るまでしっかり茹でる必要があります。
調理を急ぐと十分に冷まさずに次の工程に進むことが多く、そうすると苦味が残りやすくなります。たけのこを茹でた後は、鍋に入れたまま一晩放置すると良いでしょう。
たけのこの再アク抜き方法
苦味が残ったたけのこは、再びアク抜きを行うことができます。
水につけて苦みを減らす
たけのこは水に十分浸し、2~3日そのままにしておくと苦味が減ります。
この間、水は定期的に新しいものに交換してください。
再び茹でる
水に浸した後も苦味が残る場合は、皮を剥いて再度茹でると良いでしょう。
この方法では、たけのこの風味や食感が変わるかもしれませんが、苦味が残るよりは美味しくなります。
苦いたけのこの調理法
苦味が残ったたけのこをおいしく活用する方法です。
油を使った調理
油で調理することにより、たけのこのエグミを和らげることができます。
天ぷらや唐揚げ、ムニエルなど、様々な料理に使えます。
濃い味付けでカバー
たけのこを細かく刻み、ひき肉と合わせてハンバーグや肉団子にすると良いです。
濃い味付けにすることで、苦味を覆い隠せます。また、カレーへの加えるのもおすすめです。
たけのこの味を損なわないためのアク抜きのコツ
・新鮮なたけのこは入手後すぐに全体を茹でること
採取したばかりのたけのこは時間が経つほどアクが増えてしまいます。
・米ぬかと唐辛子を加えた湯で茹で始める
特に、たけのこの皮を含めて茹でることがおすすめです。硬い外皮を剥ぎ、たけのこの身に縦に切り込みを入れ、皮を2〜3枚残して一緒に茹でてください。これは、皮に含まれる成分がたけのこの甘みを引き出すためです。
・茹でたら竹串が楽に通るまで待ち、その後は放置
茹であがったたけのこは、冷めるまで一晩そのまま置くことがコツです。
何度試してもアク抜きがうまくいかないことがあるかもしれませんが、失敗しても様々な対処法で美味しく仕上げることができます。
これらの方法で、旬のたけのこを最高に美味しく楽しむことができます。