家の中でゲジゲジを見つけた時、それが「つがい」としているのでしょうか?
ほとんどの場合は単独で見つかりますが、それが「つがい」であるとは限らないにしても、他にも侵入しているゲジゲジがいる可能性があります。
住宅の環境によっては、一戸建てに侵入することがあります。
以前住んでいた賃貸アパートの2階で見かけたことがあり、他にもいるのではないかと疑問に思い、不安な夜を過ごす人もいます。
この記事では、次の内容について解説します。
- ゲジゲジが1匹見つかった場合、他にもいる可能性があるか?
- 室内での繁殖について
- 見つけたゲジゲジの駆除方法
安心してください、この記事にゲジゲジの写真は掲載されていません。
室内でゲジゲジを発見したら、他に「つがい」(仲間)がいるのか?
家の中でゲジゲジを見つけたとしても、必ずしも他のゲジゲジがいるわけではありません。
一般的に「つがいで行動する」とされることもありますが、「必ずつがいでいる」とは誤った情報です。他のゲジゲジが存在する可能性はありますが、それが必然ではありません。
ゲジゲジが1匹見つかったら、他にもいるのか?これは他の虫との混同
ゲジゲジが1匹見つかると「もう一匹いる」という誤解は他の虫との混同が原因かもしれません。以下のように混同されがちな虫があります。
- 1匹見つかれば、100匹いる=ゴキブリ
- 1匹見つかれば、もう1匹いる(「つがい」で行動)=ムカデ
多足であるためムカデと混同されやすいゲジゲジですが、「一匹いたらもう一匹いる」という誤解が生じることがあります。
なぜゲジゲジは家の中に入ってくるのか?
ゲジゲジは屋外の落ち葉や石の下、土中で隠れて生活しています。肉食性で、ゴキブリ、クモ、カマドウマ、ハエ、蚊などを食べます。
これらの餌を求めて家の中に侵入しますが、その外見からは歓迎されにくいかもしれません。
家庭内でゲジゲジが増える可能性は?
家の中でゲジゲジを見つけた場合、それが増える可能性はあるのでしょうか? 多くの場合、答えは「NO」です。ゲジゲジは土や湿度の高い環境がないと卵を産まないためです。
ゲジゲジは卵を保護し、乾燥から守るために土を使いますが、一般的な住宅ではそのような条件はめったにありません。
ほとんどのゲジゲジは、餌となる他の虫がいなくなれば別の場所へ移動するので、ゴキブリのようには心配する必要はありません。
見つけたゲジゲジの対処法
それでも、ゲジゲジを一匹見つけたら、他にもいる可能性を考えるのが妥当です。
ゲジゲジは逃げ足が速く、捕まえるのが難しいこともあります。ここでは、居着いている可能性のあるゲジゲジを除去する方法を紹介します。
「くん煙剤」の使用
ゲジゲジは湿った環境を好むため、人が容易にアクセスできない床下などに潜んでいることがあります。
これらの隠れた場所にいるゲジゲジを一掃するには、「くん煙剤」と呼ばれる商品が効果的です。
このくん煙剤は、家全体に殺虫成分を含む煙を拡散させて害虫を駆除します。使用する際は、屋外に退避する必要がありますが、その効果は確かです。
ゲジゲジの侵入防止対策
ゲジゲジが室内に侵入する主な原因は、彼らが侵入可能なルートが存在することです。
以下に、主な侵入ルートを挙げます:
- 玄関ドアの隙間
- 雨戸がずれている部分
- 換気扇の口
- エアコンの排気ダクト
これらの箇所を確認し、隙間があれば「隙間テープ」で塞ぐか、または「コーキング(パテ)」で埋めることが推奨されます。
さらに、ゲジゲジが室内に引き寄せられる環境を作らないよう注意することが重要です。
- 害虫(ゴキブリなど)を除去する
- ハエが発生しないように清掃を行う
- 庭やベランダに湿った土や落ち葉を放置しない
また、化学薬品を使用して家の周囲に防護の輪を作る方法も有効です。
まとめ
- ゲジゲジが一匹見つかったからと言って、必ずしも他の個体がいるわけではありません。
- 室内に入るのは主に食料源を求めてであり、室内での繁殖はほとんどありません。
- 隠れているゲジゲジを駆除するには「くん煙剤」が適しています。
- 清潔な環境を保ち、侵入ルートを塞ぐことで再発を防げます。
成体の一部は、大人の手の平ほどの大きさになることもあり、驚くことがあるかもしれません。
ゲジゲジ対策と同時にゴキブリの対策を行うことが、より効果的な解決策となります。