『天空の城ラピュタ』の影響を受けたと言われる友ヶ島は、小さくても3~4時間あれば島全体を散策できます。
1日に4便のフェリーが運行していますが、最終便が16:30に出るため、思ったよりも早く時間が来てしまいます。
島の魅力に夢中になっていると、気づいたら「最終のフェリーを逃した!」ということにもなりかねません。
万が一友ヶ島から帰れなくなった場合の準備、島に住んでいる人がいるのか、食事はどこでできるのかなど、具体的な情報をご紹介します。
また、友ヶ島訪問時に持っていくべきものや、近くでの宿泊オプションについても紹介します。
もし友ヶ島で夜を過ごさなければならなくなったら?
友ヶ島からの帰路が断たれた場合、基本的には外で夜を過ごすことになります。
そのため、訪問する際は事前にフェリーの時間を確認し、計画に余裕を持たせることが重要です。
友ヶ島の住人について
友ヶ島は基本的に人が住んでいない島で、年間を通じて住民がいるわけではありません。
ただし、短期間研究のために滞在する人がいたり、3月から11月の間は宿泊施設「海の家」が開いており、この期間中はスタッフがいます。
「海の家」は予約が必要で、最低でも7日前には予約する必要があります。休業日は不定期です。
島には管理事務所もあり、4~5人が勤務していますが、彼らも最終フェリーで帰宅するため、夜は誰もいません。
飲食可能なのは「らぴゅカフェ」のみ
友ヶ島で食事ができるのは「らぴゅカフェ」だけです。
カレーや焼きそば、うどんなどシンプルなメニューとドリンクを提供していますが、16:00には閉店してしまいます。
人気メニューは早く売り切れることもあるため、ランチは持参することを推奨します。
友ヶ島に持っていくべきもの
友ヶ島にはコンビニや売店がないので、事前に必要な物を準備しておく必要があります。
- 水筒(飲料水
- 虫よけ
- モバイルバッテリー(スマートフォン用)
- タオル
- ティッシュペーパー
- 長袖シャツ
また、唯一の自動販売機は船着場の近くにある観光案内所に設置されており、ハイキングコースにはありません。
スマートフォンのバッテリーが写真撮影などで消耗しやすいため、モバイルバッテリーを持参することが推奨されます。
夏に友ヶ島でのキャンプ体験を楽しもう!
友ヶ島へ足を運ぶ旅行者は、港から20分ほど歩いた場所にある「南垂水キャンプ場」でキャンプを満喫することができます。
ここでは、宿泊可能なキャンプと日帰りキャンプの両方が楽しめますが、島でのキャンプを計画する際には、訪問予定の5日前までに友ヶ島観光センターへ事前に連絡する必要があります。
施設は基本設備のみ提供されており、キャンプ用品のレンタルサービスはありませんので、キャンプ経験が豊富な方に適しています。
友ヶ島周辺での宿泊オプション
友ヶ島での滞在後は、野宿するよりも周辺の快適な宿泊施設で休むことを推奨します。加太港周辺には、さまざまなタイプの宿泊施設が揃っています。
和歌山加太温泉 シーサイドホテル加太海月
このリゾートホテルは、すべての部屋から海を一望できる立地にあり、友ヶ島の港から徒歩約7分の場所に位置しています。
手ごろな価格設定で人気があり、オーシャンビューの露天風呂でのんびりとリラックスすることができます。
加太淡島温泉 大阪屋 ひいなの湯
この高級宿泊施設は、友ヶ島の港から徒歩5分の場所にあります。
最上階には露天風呂付きの展望風呂があり、豪華なひと時を過ごすにはぴったりです。
釣り人の宿 旅籠屋 菊水
この宿は友ヶ島の港からわずか5分の場所にあり、最近リノベーションされて非常に美しいです。
1階はレストランとして営業しており、2階と3階が宿泊客用の部屋です。
帰りの準備を忘れずに
友ヶ島訪問時は、帰りの船を逃さないようにご注意ください。自動販売機は利用可能ですが、夜になると飲食店は閉店してしまいます。
16:30の最終便に間に合うように、島内観光の計画を立てましょう。