卓球の技術:サイドスピン・プッシュの基本と応用、練習方法の紹介

卓球の技術

卓球が好きな皆さん、プッシュ技術には馴染みがありますか?初心者時代、バックハンドやフォアハンドのプッシュを一生懸命練習した経験があるはずです。そして、さまざまな練習や実践の場でこれらの技術を駆使してきたでしょう。

しかし、中級者や上級者になると、シンプルなプッシュ技術では相手にドライブを使われやすくなります。ストップボールやフリックもよいですが、更におすすめなのが、本記事で紹介する「サイドスピン・プッシュ」です。この技術をご存じですか?

野球のおっつけのように、卓球のサイドスピン・プッシュはあまり知られていないかもしれません。この記事では、サイドスピン・プッシュの概要、安定させるコツ、練習方法について紹介します。興味がある方はぜひ参考にしてください。

 

\2024年度 楽天スーパーセール/ セール会場はコチラ<PR> 2024年12月11日(水)01:59まで

\売り上げ急上昇中の商品/ 楽天ランキングページはこちら<PR>

サイドスピン・プッシュとは

サイドスピン・プッシュは、通常のプッシュと異なり、横回転を加えて行います。バックハンドの場合はボールを左から右に擦りながら、フォアハンドの場合は右から左に擦りながらプッシュします。

通常のプッシュは下回転ですが、サイドスピン・プッシュは横下回転を加え、やり方も回転も異なりますので、新しい技術と言えます。

 

サイドスピン・プッシュのメリット

サイドスピン・プッシュは、相手の予測を外すことができます。フォア側に見せかけてバックに、またはその逆に展開することが可能です。

これを使うと、相手は通常のプッシュに対してもサイドスピンの可能性を考慮し、ドライブを選びにくくなることがあります。

 

サイドスピン・プッシュの実行方法

サイドスピン・プッシュの利点を学んだら、実行方法を詳しく見てみましょう。

通常のプッシュと同様、右足を前に出す

フォアハンド側で返す場合は、ラケットをフォア面が上を向くように角度を調整し、バックハンド側ではバック面が上を向くようにします。これはフォアクロスやバッククロスに流す準備の姿勢です。

ボールと接触する直前には、手首を使って、フォアハンドでは右から左へ、バックハンドでは左から右へとボールを擦りながら、ラケットを振ります。これがサイドスピン・プッシュの基本的なやり方です。

 

サイドスピン・プッシュの安定性を高める5つのポイント

次に、サイドスピン・プッシュの技術を安定させるためのポイントを紹介します。これらのポイントを実践すると、技術の習得が容易になります。

1. ラケットの角度を最後までキープ

サイドスピン・プッシュを使う直前まで、フォア側ならフォアクロス向き、バック側ならバッククロス向きのラケットの角度を保ちます。

ボールを返す瞬間に角度をストレート方向に変えることで、相手の予測を外せる可能性が高まります。

2. ボールを返す瞬間に手首を利用

ボールを返す瞬間には手首を使ってラケットの角度をストレート方向へ変えます。これにより、滑らかなサイドスピン・プッシュが実現します。

3. 前方ではなく横方向へラケットを振る

サイドスピン・プッシュでは、ラケットを振りを前方ではなく横方向にすることが重要です。これにより、下回転ではなく横下回転を生み出し、より上手なプッシュになります。

4. ボールの側面を捉える

ボールの側面を捉えることが大切です。フォア側ではボールの左側、バック側では右側のコースを選択します。ボールを返す直前に手首を使って、側面を捉えることがポイントです。

5. リラックスして薄くボールを捉える

最後に、リラックスしてボールを薄く捉えることが重要です。リラックスできないとボールを押し出してしまい、オーバーやネットする原因になります。

リラックスして、軽いタッチでボールに接触することが求められます。

 

サイドスピン・プッシュの上手な練習方法

サイドスピン・プッシュのコツを掴んだら、次は練習方法を学びましょう。ここでは、多球練習と実践に近い練習の二つの方法を紹介します。これらを日々の練習に取り入れてみてください。

多球練習

フォア側での下回転ボール対応

多球練習では、まずフォア側から下回転ボールを出し、それに対してバック側へサイドスピン・プッシュを行います。初めはゆっくりと一球ずつ練習し、徐々に普通の構えから動いてサイドスピン・プッシュを実践するようにしましょう。

バック側での下回転ボール対応

バック側の練習も、フォア側と同じように行います。バック前でのサイドスピン・プッシュを始めに練習し、慣れてきたら普通の構えからの動作も取り入れます。

実践に近い練習

フォア側の下回転サーブ対応

多球練習でサイドスピン・プッシュに慣れたら、次は実践に近い練習です。フォア側から下回転サーブを出し、ストップボールで返してもらった後、バック側へフォアのサイドスピン・プッシュを行います。この時も、サイドスピン・プッシュのコツを意識しましょう。

バック側の下回転サーブ対応

実践に近い練習では、フォア側と同様にバック側でのサイドスピン・プッシュも練習します。フォアとバック両方でサイドスピン・プッシュを練習することで、実践するときの選択肢が広がります。

 

サイドスピン・プッシュを上手く使うためのポイント

サイドスピン・プッシュをスムーズに行うには、リラックスしてボールタッチを柔らかくすることが重要です。

先に述べたコツも全て大切ですが、特にボールタッチを柔らかくすることを意識してください。リラックスできないと、ボールタッチが雑になり、オーバーやネットする可能性があります。全ての台上技術に共通するポイントですが、特にボールタッチの優しさが大切です。

また、サーブリターン時のサイドスピン・プッシュでは、相手のサーブの回転をしっかり見極め、それに合わせてラケットの角度を調整することも大切です。適切なラケットの角度がなければ、オーバーやネットする可能性が高まります。

 

実践でのサイドスピン・プッシュの活用タイミング

サイドスピン・プッシュのコツと練習法を学んだ後、実践の場にどのように活用するか考えましょう。シングルスとダブルスの両方で、サイドスピン・プッシュを使う適切なタイミングを見ていきます。

シングルスでの使用タイミング

シングルスでは、特に利き手が逆の相手にこの技術を多用します。相手の短いサーブやストップボールに対応する際に、予測を外すためにサイドスピン・プッシュを使うのがおすすめです。

ダブルスでの使用タイミング

ダブルスでは、レシーブ時にサイドスピン・プッシュを積極的に使います。フォア側半面へのレシーブが基本で、この状況下でサイドスピン・プッシュが特におすすめです。

また、ダブルスではサーブが一般的に短くなることが多く、この条件下でのサイドスピン・プッシュがよいでしょう。

 

サイドスピン・プッシュへの対応法

相手がサイドスピン・プッシュを使った場合の対応についても考慮しましょう。ボールと接触する瞬間にラケットの角度を変更するため、対応が難しいことがあります。相手のラケットを注意深く観察し、コースを見極めることが重要です。

ボールに横回転がかかっていることを意識して適切なやり方を選び、ドライブを選ぶか、ツッツキで返すかを決めます。

 

まとめ

この記事では、サイドスピン・プッシュのコツ、やり方、練習法を紹介しました。この技術をマスターすることで、相手のドライブを難しくし、オーバーやネットする可能性を高めます。

シングルスだけでなく、ダブルスのレシーブ時にもおすすめです。ストップやフリックが苦手なプレイヤーでも、通常のプッシュとサイドスピン・プッシュを組み合わせることで、相手のドライブを制限できます。ぜひこの記事を参考にして、サイドスピン・プッシュの技術を習得してください。

タイトルとURLをコピーしました